記事の書き方ガイド
Riebeckite で公開する記事の基本的な書き方を説明します。
Markdown に慣れていなくても、
記事ファイルを作る
↓
タイトルを書く
↓
本文を書く
↓
ブラウザで確認
↓
公開
まで進められる内容です。
記事を置く場所
標準では、記事を content/ に置きます。
my-site/
├─ content/
│ ├─ index.md
│ └─ first-post.md
│
├─ riebeckite.config.ts
└─ package.json
たとえば、
content/first-post.md
を作れば、Riebeckite が記事として読み込みます。
content/ 以外のフォルダを使うこともできます。既存の Obsidian Vault などを使いたい場合は Obsidian のノートをサイトにするガイド を参照してください。
最初の記事を書く
まず、
content/first-post.md
を作ります。
内容は次のようにします。
---
title: 最初の記事
publish: true
---
# 最初の記事
はじめての記事です。
Riebeckite で Markdown を公開してみます。
これだけで、公開できる最小の記事になります。
Frontmatter
記事の先頭にある、
---
title: 最初の記事
publish: true
---
の部分を Frontmatter と呼びます。
Frontmatter には、記事そのものではなく、記事についての情報を書きます。
Markdown File
│
├─ Frontmatter
│ ├─ title
│ └─ publish
│
└─ 本文
├─ 見出し
├─ 段落
├─ リンク
└─ 画像
最初は次の2つを覚えておけば十分です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
title |
記事のタイトル |
publish: true |
この記事を公開する |
たとえば、
---
title: Flutter を始めた
publish: true
---
なら、「Flutter を始めた」というタイトルの記事を公開します。
記事を公開する
既定の公開ルールでは、
publish: true
がある記事だけが公開されます。
公開する記事は、
---
title: 公開する記事
publish: true
---
この記事は公開します。
とします。
下書きにする
まだ公開したくない記事には publish: true を付けません。
---
title: まだ出さない記事
---
書きかけの記事です。
このファイルは Content として管理できますが、既定の公開ルールでは公開ページになりません。
Diagram source
flowchart LR
Markdown["Markdown"]
Markdown --> Publish{"publish: true?"}
Publish -->|"Yes"| Public["公開"]
Publish -->|"No"| Draft["公開しない"]
そのため、
content/
├─ published-post.md
├─ draft-post.md
└─ another-draft.md
のように、公開記事と下書きを同じ content/ に置いておくこともできます。
Markdown の基本
本文は通常の Markdown で書きます。
見出し
# 大見出し
## 中見出し
### 小見出し
# の数によって見出しの階層が変わります。
段落
普通に文章を書けば段落になります。
最初の段落です。
空行を入れると、次の段落になります。
箇条書き
- Flutter
- TypeScript
- HonoX
番号付きのリストも書けます。
1. 記事を書く
2. ブラウザで確認する
3. 公開する
強調
**太字**
*斜体*
コード
文章中のコードはバッククォートで囲みます。
`publish: true` を追加します。
複数行のコードはコードブロックにできます。
```ts
const message = "Hello";
console.log(message);
```
リンクを書く
外部 Site へのリンクは通常の Markdown Link を使います。
[Example](https://example.com)
Site 内の記事へリンクする場合も Markdown Link を利用できます。
[プロフィール](/about)
WikiLink
Obsidian 形式の WikiLink に対応した Plugin を利用している構成では、
[[about]]
のようなリンクも利用できます。
表示する文字を変更する場合は、
[[about|プロフィール]]
と書けます。
[[about]]
↓
対応するContentを解決
↓
公開先のURL
Riebeckite では、最終的な Site 内リンクは解決済みの Content 情報を使って扱われます。
そのため、Plugin や多言語設定などによって公開 URL が変わる場合でも、対応する仕組みからリンクを解決できます。
ファイル名と URL
標準的な構成では、Content の論理的な Path が公開先を決める基準になります。
たとえば基本的な構成では、
| ファイル | 公開先の例 |
|---|---|
content/index.md |
/ |
content/about.md |
/about |
content/posts/first.md |
/posts/first |
のようになります。
そのため、ファイル名には、
about.md
getting-started.md
first-post.md
のような分かりやすい名前を付けると管理しやすくなります。
英小文字・数字・ハイフンを使った名前にしておくのも扱いやすい方法です。
ただし、Riebeckite では、
ファイルPath
↓
Content
↓
Public Location
↓
公開URL
として公開先が解決されます。
そのため、
ファイルの物理 Path が常にそのまま URL になるわけではありません。
Plugin や設定によって Public Location が変更されることがあります。
詳しい仕組みは Content System を参照してください。
画像を使う
Markdown では次のように画像を書けます。

[] の中には、画像が表示できない場合にも内容が分かる説明を書いてください。
たとえば、

のようにします。
画像ファイルについて
Markdown に画像へのリンクを書くだけでは、画像ファイルそのものが自動的に存在することにはなりません。
Markdown
↓
画像URL
↓
公開Siteに画像が存在
↓
Browserで表示
利用している Site 構成に合わせて、画像が公開 Output に含まれるようにしてください。
Obsidian Vault の添付ファイルを利用する場合は Obsidian のノートをサイトにするガイド も参照してください。
記事を書いてみる
ここまでを組み合わせると、たとえば次のような記事を書けます。
---
title: Riebeckite を使ってみた
publish: true
---
# Riebeckite を使ってみた
Riebeckite で最初のサイトを作ってみました。
## 使ったもの
- Markdown
- Riebeckite
- HonoX
## 関連記事
詳しい設定は [[configuration|設定についての記事]] にまとめています。
## 外部リンク
[Riebeckite の GitHub](https://github.com/Rerurate514/riebeckite)
Frontmatter の後は、通常の Markdown として記事を書いていけば問題ありません。
公開前にブラウザで確認する
記事を書いたら Development Server を起動します。
npm exec riebeckite dev
Browser で記事を開き、
- タイトル
- 見出し
- 本文
- リンク
- 画像
- コードブロック
などが想定どおり表示されているか確認します。
問題がないか確認する
公開前には、
npm exec riebeckite check
npm exec riebeckite doctor
を実行します。
役割は次のように異なります。
| Command | 主に確認すること |
|---|---|
check |
Config や Plugin の設定が正しいか |
doctor |
Content や Site に問題がないか |
dev |
Browser で実際の表示を確認する |
Site 内リンクの整合性を診断する Plugin を利用している場合は、存在しない内部リンクなども確認できます。
どの記事が認識されているか確認する
記事が表示されない場合は、
npm exec -- riebeckite inspect content --list
を利用できます。
これによって、Riebeckite がどの Content を認識しているか確認できます。
記事が見つからない場合は、
content.directory
↓
exclude
↓
Contentとして認識
↓
publish条件
↓
Public Site
の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。
Site をビルドする
Browser で確認して問題がなければ、Site をビルドします。
npm exec riebeckite build
基本的な流れは、
Diagram source
flowchart LR
Write["Markdownを書く"]
Publish["publish: true"]
Dev["devで確認"]
Check["check / doctor"]
Build["build"]
Deploy["Deploy"]
Write --> Publish
Publish --> Dev
Dev --> Check
Check --> Build
Build --> Deploy
となります。
最初はこれだけ覚えればよい
Riebeckite で記事を書くために、最初からすべての機能を覚える必要はありません。
まずは、
---
title: 記事のタイトル
publish: true
---
# 記事のタイトル
本文を書きます。
という形だけ覚えておけば記事を公開できます。
その後、必要に応じて、
Markdown
WikiLink
画像
Frontmatter
Plugin
多言語対応
などを追加していけば十分です。
まとめ
Riebeckite で記事を書く基本的な流れはシンプルです。
content/ に .md を作る
↓
title を付ける
↓
publish: true を付ける
↓
Markdown で本文を書く
↓
dev で確認
↓
check / doctor
↓
build
公開する記事と下書きを分けるために、まず覚えておきたいのは、
publish: true
です。
そして、記事の公開 URL は最終的に Riebeckite が解決した Public Location で決まります。通常の記事を書く段階では URL の仕組みを意識しすぎる必要はありません。